おもちやけた

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天体の音楽会(18.2.12)

 sora tob sakana presents天体の音楽会

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一生心に残る大森靖子MUTEKI中野サンプラザが記憶に新しい 中野サンプラザにまた来れた

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久しぶりだなあと思ったしこの1週間でとっても話したいことが増えてとっても楽しみにしていたくせにモタモタしてから特典会に列んだら最終的に時間切れで打ち切られてしまった 話できなくて遠い存在になった 終演後物販には行けないし残念だったけど今日のステージを観ることには良い方向になったかもしれない

 

家を出る前にすこし願いを込めてきょうのセトリ予想をした こういうことをするのは初めてだったけどなんとなく今日はしてみようかなと思った どんなことを考えてセトリを作ったかなとか考えながらするとたのしかった

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ドキドキソワソワしながら赤い座席に座って出番をまつ 列は15列目、詳しく言えば20列目だろう 座って観るのなんて初めてだし、もっと言えばこんな(遠い)距離で観ることも初めてだった 

高い天井にとグレーがかったピンクの幕がかかったそのステージ上できょうの世界が観られるなんて胸が高鳴る以外なかった

 

時間ぴったりになるとピアノの音がきこえる

その音を合図にみんな順々と立ち上がる

ショックだった

音楽会 とても座って観たかった 

こういう場面では立ち上がる者が強者となる 座りたかったら座っているという選択は出来ない 誰かが立ったら立つしかない そうして彼女達を刮目する意思のある者は立っていった

 

そうした残念を胸にも、思っていたより少しはやくステージに登場する彼女達はいつもよりも堂々と歩幅が広いようにみえた ショックなんて忘れた 大したショックなんかじゃなかったんだろう

 

遠目からみることでステージの上手から下手まですべて焦点内だ 幕が額縁のように見える

 

言選り
rooms
faithlessness
cloudy irony
karma
十六歳

 

ドキドキしっぱなしの30分間

すこしぼんやりとしている夢のような音がよくきこえる 視覚的には遠い距離なのに音は大きくて不思議な感じだ 遅れてやってくる低音は距離を感じさせた

 

 

言選り

無数の星宙の海を泳いでいるような言選りを観た 過去の声が大きく響き今の声を隠していた

手を繋いだり誰かといるように見えたりするけどこの曲はやっぱり一つ一つの言葉の曲 過去とこれからの曲だと思い知らされた

"続きは扉が塞いでる"

 

rooms

煙のような雲がうごめくVJ

"何もかもがあって、何もなくなるの。" 暗闇となる "安心していいよ、何もなくなるの。" 薄暗い照明がつく  "光を消した" たっという声が残り暗闇で何も見えなかった 一列に揃っているところがはじめて光速で時間を移動しているようにみえた

ベルの音 井上唯にスポットが当てられた このベルは何を意味するものなのか考えることをしばらくしていなかったことに気付く 一体なんなんだ

"光を消した" 本当に彼女達が浴びる光は消え、客先だけ光は向けられた そのままその彼女達が帰って来ることはなかった

 

faithlessness

ラッパが鳴った後のはじめ、脈うつような低音と歌だけが耳に入り込んだ ほかの音はあまり入って来なくて、鼓動に合わせてアカペラで歌っているみたいだった

歌声は今の声だけが響く roomsで先程までつきまとっていた過去の声を払い切ってきたようだった 人形のような動きをする彼女達なのに先ほどまでよりよっぽど感情ある声の揺れが感覚をこんがらがらせる

いつになく鮮やかに彩られたうるさいほどの光が、さきほどまでからの変化をガミガミと強調するようだった

"本当はいつも手を振った景色を願っているの"この矢川葵の歌声を、奥行き広がる会場に響いたことがゾクゾクしてたまらなかった 

4人の歌声がそれぞれ素晴らしかった faithlessnessでうたう歌がいま1番すき

裏切られた?

 

cloudy irony 

曇りの曲が1番眩しいのもアイロニー

始まりの日はいつでも美しい雨が降り注ぐの。

 

karma

赤い光が包み込む 

赤く泣いてるのと言ったその後、青い光が赤い光に対抗するかのように射し始めた なんなのだろうかと blue lightがやってくるのかとおもった

君は誰? 鮮やかに壊してゆくの

 

十六歳

先ほどまでの夢から目が覚めた また聞こえ始めた過去の声

広いステージを全速力で駆けていく 横飛びは生活ではすることがない、これは生活じゃない

遅れてやって来る大きな鼓動

言選りでそうだったようにやっぱり個々が交差していて、一つ一つと一人一人と過去と今、それと未来が駆け巡ってこのステージの世界の光は落ちた

 

 

うわ何この人と思われることは承知だしそんな意味持たせてないよと言われたとしても全く関係ないこと

ワンマンぶりくらいにこんなに時空を感じたのは舞台というフチがあるからなのだろうか…

 

格別だった

 

演じられたセットリストに想像したセットリストの曲目は含まれているけど曲目だけじゃなくて注目すべきはその世界観であって、まったく裏切られた

 

 

その後tricotは最高で、ゆるめるモ!は壮大なミュージカルを観ているようなボリュームで満足感いっぱいだった

 

おサカナ企画なのにオケもbandも観ずに帰らなければならない無礼をしてしまう 観たかったです メジャーデビューおめでとうございます

とにかくこの素敵な会場でMaison book girlを観せていただき感謝の気持ちでいっぱい

 

 

 

なにかの括りが好きだからその中の個を愛している、というわけじゃないのに一括りにされなんやかんやといわれてもただナンセンス

表面に惑わされずに物事の本質を見られる人間になりたいとおもうけど浅はかさがいつも先行して、やるせない