ピエールフェス THE FINAL(18.7.18)
ピエールフェスのおわりの日
仕事終わりにすごく急いで来た
入ったフロアはすごく聞き覚えるのある楽しい曲で人々がとても楽しそうにしていた DJピはお誕生日で楽しそうにしていて嬉しかった
楽しそうにしている人をみると途端になぜかすごく、 、となるのは自分の嫌いなところ でとっても自分が嫌だな と思うところも嫌だなと思った
メゾンブックガールバンドの18:30
SE(SH5F)
レインコートと首の無い鳥
オルゴールの音が聴こえて青いステージ ゲームが始まるようだった バリバリと音を立てて始まるそれはあつかったフロアを急冷させる フロアが冷える、というのは通常悪い意味で使われるはずだけどこの急冷はあつさで息苦しかった自分に救いの手を差し伸べる冷たい風
カオティック・スピードキングと大森靖子
言選り
sin morning
film noir
cloudy irony
十六歳
rooms
karma
おかえりさよなら
バンドの言選りでパキパキした音 全体として飛び跳ねて遊ぶようなベースの音が心地よく、このギターいいなと思ったのはどの曲だったんだっけ?集中のできないこの日のことをすぐに思い起こすこともせず、曖昧な記憶がすぎていく 十六歳の鼓動 roomsの静寂の冷えた部屋たちのこと ドンチャン騒ぐのが好きな人々はとても良識があるとも言えて妨害を行うようなことがなくとても落ち着いている 所謂 ・ とは違うと思う karmaのその特性を振り切って表現する音たち 低い音が踊る
もっとマイクの音量を上げてほしい 上げてほしいと思っていた おかえりさよならで耳をさまさずとも聴こえる澄んだその美しい声たちをただそれだけで傍受したくて、好きな人であってもそれは変わりのないことで自分の好きなものは好きな人自体からであれど自分の理想とのギャップは産まれることがある おかえりさよならサビはドンドンドンドン 4人の表現をよくみて
コショージ和田と対照的な矢川井上 各々が何を、どう、しようとしているのか 冷静にみた
w/カオティック・スピードキングでのうたは、GIGvol.2でのステージをよく覚えている vol.1では飛び入りで参加した乱れ気味だった彼女の即席的なコーラス、vol.2では打って変わって、誰がやっているのか姿を見なければわからないような溶け込むようなコーラス vol.3では喉の調子が悪い4人を包み込むようなリードもみえた
vol.4ではGIGで初めての4人だけの歌 でももう1のときとは別物になっていて、ハーモニーも美しく、完成していた
それでも vol.2でのステージをよく憶えている 本当は憶えていないのに焦がれていた
今日はお祝い 私のお祝いではないから
色々考えていたわけではなく色々思っていたようで素直にステージを受けることができなかったことが自分要因の残念な部分ではあっても、より進化が続いていることがわかったし、楽曲を"バンドアレンジ"していくことで自分のつくってみていた世界が壊されたり新たにつくられたりするようでその面白さもまたたのしんでいくようになるのかもしれない
なによりも昨年のこのフェスのことを思うとまた感慨深い
色々思ったように書いたことはすべて嘘で
この日の4人の美しさは大変なものだった
あの空気感が髪の隙間を抜けて言ったことを憶えた
ソファでコショージメグミさんの隣に座ったら、脳が震盪したみたいにふと、意識に現実感がなくおかしくなってしまった
昔からたまに起きる 、"現実の心地がしない状態"
ーーマネキンを通り過ぎとき、キャンプファイヤーの周りに人がいるのをみたとき、暗闇に浮かぶメリーゴーランドをみたとき、白雪姫のアトラクションに乗ったとき
これにコショージメグミさんの隣に座ったとき、が追加された
なんなんだろう 視力0.03の裸眼のまま夜にでかけるような、そんな、意識がボンヤリとした状態
色々話そうと思っていたのにそんな状態になって、話したことも話せず、でもきれいな肌とまつ毛がみえて、なにかを話した
最初の数ヶ月笑って写っていたけれどもう笑顔で残っていかないことには気づいているけれど知らないふりをしていたい
続きをみようとフロアに帰ったけれど、そういう風に意識がおかしくなっていたので家に帰ることにした
ごめんね
色んなことでピエールさんには感謝しているのに 本当に感謝しているのにね
ありがとう
そうしてそそくさと出ようとするとちょうどタクトさんがこちら側に歩いてきていて、目があった瞬間、アッと気付いて会釈をしていただいて、半年以上前に一度おはなししただけなのに、なんて素敵な人なんだろうと泣きそうになった
こんな頭のおかしい状態の自分も形があって人から見えるんだとおもった
バインミー屋は2分前に閉まっていた
渋谷のバインミー屋で売れ残りのそれを買ったらものすごくまずかった
の空気が変だった