おもちやけた

orokanaburogu

Maison book girl × おやすみホログラム(18.2.4)

つい1週間前に発表されたフリーのアコースティックライブf:id:ariki_com:20180205084201j:image17時に整理券をもらいにいく 外苑前を降りてまだ夕日がみえた

月見ルの前には人がごった返していてわけのわからないことになっていた  餌にたかる公園の鳥のよう いつもここの向かいの住宅をみると家の近所を思い出す 色々思うことはやめたほうが吉

 

二階席に座れるか座れないかの番号をもらった 以前座れたときより前の番号だったからそう思った

 

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f:id:ariki_com:20180205192644j:image二階席には座れなかったけど今日も月の眺めがいい この日の月はまだ出ていなかったのにそんなことも関係なしに最高ででっかい月が演者を待っていたf:id:ariki_com:20180205192645j:image

ほんとにいいライブハウスだなあとしみじみ思う

 

1900

おやすみホログラム の登場

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トライアングルとギターの優しい音が心地よい

アコースティックを生で聞くのは初めてで二人のこんなに柔らかくて優しい声のハーモニーをきけてうれしい

誰かの庭でカナミルがたたく小さい鉄琴のかわいらしい音をきいて平和を感じた

 

全然感想言えないものなんだと驚いている

 

心地よいの一言に尽きる ゆっくり座ってずっと聴いていたい

ぜったいアコースティックいこう

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交互にやるのはいつぶり、という話で今日が交互に登場するライブだと知る

 

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青黒チェックシャツでカジュアルなサクライケンタがステージに現れる

 

コショージメグミ

矢川葵

和田輪

井上唯

の順番にステージに並ぶ

 

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end of Summer dream
remove
my cut
last scene

 

 

 

言葉にできない

ただ切に言葉が響いてきてそれを聴いていた

視覚的な面でも好きな人達がいるというのに長らく目を閉じてもきいていた

 

サクライケンタのギターは4人の歌声に寄り添うようなリズムだった

井上唯は上半身が波うつように揺れていた 緊張しているようで瞬きをよくしていたように思う 難しいパートばかりで自分の中の音を拾うように絞りだす 後半ではリラックスして芯の強さがわかる美しい歌声になった

和田輪は自然と体がリズムに反応してしまうようだった 彼女にはうたうことがあまりにも自然なことのようでとてものびやかに気持ちよく歌う ハーモニーがいっそう厚みをだした

矢川葵はそっと足を閉じ右手は軽く握って軸は決してぶらさずメロディーに身をゆだねる 音の揺らし方や抑揚のつけ方 情緒に訴えかける息の抜き方 歌をうたう妖精のよう

コショージメグミは肩幅よりは少し狭いくらいに足を開き、溢れる想いに左手が連なる これが"歌"だと思った 

 

 

言葉にできない気持ちと頬から流れた涙よりも鼻水が口に入り続けた

 

 

ーMC中に言葉を発さずサクライケンタが発したギターの音の前後、空白が設けられたことー

 

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 おやすみホログラム(オケ)f:id:ariki_com:20180206002504j:image

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最高

 

 

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あのピアノと、Maison book girl

 

 

cloudy irony
rooms
faithlessness
karma
十六歳
blue light

 

 

 

ここのところ毎度生歌の比率が高かったけれど今日は本当に言葉を伝えられて今までみてきたMaison book girlがいる世界を塗り替えられるようだった

 

""自我""

半年くらい前まではステージを自我・自意識・自己を失って観たいと思っていた ところが最近ではあまりそういう風には思っていなくて自分の見方が変わっていってしまっていることに少し嫌気がさしていたけれどそうじゃなかったんだね 私だけではない"自我" 交差していく

Maison book girlと同じ時間軸で、空間で、座標までほぼ同じくしておなじ音を過ごす そのことを痛く感じてしまった

20180204月見ル君想フその場に居ない人もそうであると思う 同じ時の流れを過ごして いつかの音の響きは共有していて

ただ気持ち悪いことを言っているようにしか聞こえないかもしれないけど、そんなふうに聴ける歌だった

 

 

 

 感想が何か言えるものじゃないって痛感した

向き合っても向き合っても軽薄な言葉で語られるはずがない、

"尊い"という言葉さえも軽薄に聞こえるような 大切な時間だった

 

 

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無くした時を二つに切った。