LAST WALTZ IN TOKYO(18.1.19)
world's end girlfriendの振動を感じたのは初めてのこと
ちょうど8年前の冬 world's end girlfriendに出会った 言葉無しに生死を直感させるその音楽に惹きつけられて何かをするとき何もしないとき無意識に流す音楽だった
誰が創るものかも知らないままでいた
この音楽を人が演奏する様を想像したこともなかった
観ようと思ったこともなかったと思う
今回こうして聴きに行くきっかけとなったのはギタリストのtakutoさんが出演すると知ったからだ
Maison book girl withカオティック・スピードキングでギターを演奏する姿をみている人物がworld's end girlfriendでも音を奏でるということにたいそう現実味があるというか、実在する音楽なのだと理解した
19時だと思って急いだ
1845には恵比寿についたけど20時開演だった
恵比寿LIQUIDROOM
踏み花 踏んでいき押し花が作られていく
踏まれることによって美しさが増していく
流れる音が永遠にそこにいていいかのように包み込んでいた
パーティーのように連なってかかる電球
目がとてもかすんでいて点の上に⁽ がみえてすべてがフェルマータに見えた
たくさん連なるそれはぐねぐねと波のように見えた 目を細めたり開いたりしてその音楽とぼんやりした光景をすごした
会場が暗くなる
ステージには幕が降りていた
幕の中のステージの光がこぼれている
機器のPOWERを示す点の光、非常灯と、バーカウンターの瓶に映る光
幕が左右に割かれていく 白い光の線が飛ぶ
ふと明るい赤青緑緑の横長い光の玉が連なる線の光がみえてなんだったのか探しているうちに、目玉を動かすと光がそう見えることに気づいた それに気づいてからずっと目玉をぐりぐりと動かして白い空間を私はカラフルに捉えていた
01. LAST WALTZ
02. Flowers of Romance
03. Scorpius Circus
04. Angel Ache +青木裕
05. Crystal Chrysalis +青木裕
06. We are the massacre
07. Plein Soleil +湯川潮音
08. Storytelling +湯川潮音
09. yes
10. you
11. Les Enfants du Paradis
12. Girl
13. MEGURI
美しい花 命をさいていく花と虫
終始曲名はわからずに聴いていた
心臓を動かし生かしていくような振動
浮遊しているかのような美しさを放つのに真に指す音
突然に死ぬことが怖くなった
最近の自分は浮いていて 生死がよくわからなくなっていた
死ぬのが怖いなんて思わなくなっていた
生死の当事者
幻影じゃなく これは現実
この音楽は特別な永遠のいのち
言葉は要らない