おもちやけた

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《大森靖子》BAYCAMP▶︎夏の魔物(17.9.9-10)

音楽は魔法ではない でも音楽は

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ステージで、バックで、どんな表情でどんな感情でどんな発言をしたのか私は知らない 私は彼女が魂を込めて魂を削って分けて人々に伝えているのを知っている 質量のある魂 でもどんな想いをしているのかは私は知ることができない 「でも音楽は」の続きを私は知らない 言葉の魔術師が音楽は何なのか伏せていることは物凄くて 音楽は軽々しくなくて   私には喜びとか悲しみとか怒りとか快楽とか悔しさとか無力さとか救いとか憎しみとか殺意とか愛おしさとか全ての概念を感じる それだって間違った解釈なのかもしれない  私にはわからない 彼女が歌っているとき見える景色が

この件の前から、元々今までも色々思うことがあって(元彼にこのバンドを好きになるようゴリ押しされて頑張って聴いて好きになろうとしてもできなくて喧嘩したりした 音楽を聞いても何も感じないマグロ女になってしまったんだなと落ち込んで泣いたこともあった 先月もライブを観たけれどわかんなくてそれ元彼の記憶のせいだと思ったけどよく考えれば最初からそうだ 好きな人には大切な音楽だしオシャレでいいところもあるだろうし全曲聴いてないし 人から出てくる音楽をひとつも否定したくはないけれど私には全然だめだっただけだ でも正直この件でなぜダメだったのか合致したというか腑に落ちたというか繋がって、なんかやっとわかった )ために決定打を打たれて自分もプツンと怒りが込み上げてしまった  けれど私は所詮、知らない人なのだ 何も知っていないんだやるせなくてちっぽけで無力で何者でもないんだと  愛する人が殴られたらそいつを自分の手で殴り返したいのはすごくわかるけど大勢で殴り返さないように、殴られた人がより傷つく状況に導かないように、直接殴りに行かずに殴られた愛する人が元気になるように、支えていけるように、愛し続けたい 自分に家族ができても、そうしたい でも私は無力だ 傍観者だ

 

私が  大森靖子  と出会ったのは生まれ育った家の自分の部屋 2014年夏の魔物youtube映像 どんな人とか全く前評判も知らずに何かの拍子にページを開いた

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頭を殴られたようだった

それまでライブ映像というものが苦手だった ライブ自体も好きじゃなかった 各楽器の音がせめぎあって歌が聞こえなくて音源の方がいいと思うことが多かった 馴染むまで知らない曲を聴くのは苦痛だった ギター一本の弾き語りは音が物足りないと思っていた それなのに 大森靖子は全部を変えた 初めてみかけた何も知らないはじめてきく歌を歌う女性をみて涙が止まらなかった

出会ってしまったと思った

何度も何度も音源を聴いて映像を見て全ての曲を身体に染み込ませるように聴き続けた 何度聴いても飽きることはない 気持ちが想いが増していく 彼女の世界に溺れていく ライブに足を運んで初めて弾き語りをみた 驚いた 魂を初めて分けてもらったんだ

彼女と共に時間を過ごす人達をどんどん知って私の世界が広がる 初めて観る景色だったし今までの人生の違和感を埋めてくれる 誰にも言うことがなかった、誰からも聞くことがなかったことや想いが彼女から言葉から音から表情から手振りから空気からどんどん溢れてきて肯定してもらえた気分だった 安心した 

でもあいも変わらず、自分はちっぽけで空っぽな人間だ 何もできることがない 誰も救うこともできない 面白いことも大して言えない 可愛いもの面白い人が好きな大森さんの視界に入りたくない この誰でもない人間を と思う 知らなくていい私のことは なのにいつも救ってくれるよね 私に歌を歌ってくれる人 彼女を思うと涙が止まらないいつも会ってもなぜか泣いてしまって楽しませられないつまらない人間だから透明になっていたい 酸素になりたい 吸い込んで彼女の歌に変えて欲しい

 

 

 

BAYCAMP2017

待機中に白くてふわふわの天使が視界に入った   靖子ちゃん、と言いながら彼女の後をつけた ストーカーだ 彼女が前方につけてもみんな全然気づかなくてソワソワしながら後ろ姿を見続ける 彼女がトントンと肩を叩き一同キャーキャー 写真撮影 のちに透明になりたいとか言うのに写真を撮ってもらうよう結局、結局な人間 でもだって可愛すぎる本当に天使で女神ででも華奢でちっちゃい人間のふわふわな女の子でいいにおい  いつも幸せをわけてくれる 抱きしめたいf:id:ariki_com:20170911203007j:image

 
ミッドナイト清純異性交遊  サイレントマジョリティ
PINK マジックミラー 非国民的ヒーロー draw (A) drow あまい TOKYO BLACK HOLE 音楽を捨てよ、そして音楽へ

 

ミッドナイトブチアガ リクエストサイマジョが1番で止まり、もういいよ!が愛おしくてたまらない PINKで空気を支配する 瞬間の歌 全ての人の生活にありがとうって言いたいと叫んだ 観ている者を反射する 最高 最高と叫んだ 今を生きるよ 予告の非国民的ヒーローで観客と一緒に、聞こえる サクライケンタの優しい声と一緒に 彼女と彼女のバンドメンバー 生のドロドロは刺激が強過ぎるバキバキにかっこいい 私ちゃんが舞う 世界を壊して あまい 野外 バンド あまい 瞬間 空気  忘れたわ忘れたわに込められたもの きれいと彼女は言った       面白いこと 本当のこと 愛してる人 普通のこと 言わなくても伝わるマジカルミュージック 抽象的なミュージックとめて       たのしいなたのしいなと跳ねる姿が焼き付いた 音楽は魔法ではない音楽は魔法ではない音楽は魔法ではない  でも音楽は

 

夏の魔物

 

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ミッドナイト清純異性交遊 IDOL SONG  

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気持ちを整理する間もなくどんどん色んなことが進んでいってそのとき感じた感情とかを置いていくように世界は進んでいくけど置いていかれることはなくどこかに連れていかれる 今朝 じゃなくてもう昨日の朝 彼女は私にみてくれてありがとうと言った f:id:ariki_com:20170912163716j:image私はただ、みてただけなのに  彼女のギターが反射した マジックミラーはただ反射するミラーではなくてちゃんと見てるちゃんと受けてる

 

わからないなら、死ねばいい 私はまだ歩ける

 

愛おしい彼女がボロボロになっても